[健康生活コラム]
[健康歳事記] [肺がんの予防と対策] 監修:加藤治文(東京医科大学教授)

胃がんの死亡率が減る一方で、肺がんの死亡数は激増しています。93年に男性の肺がん死亡数が胃がんを抜いてトップとなり、 98年の集計では男女合計でもトップになる見込みです。

●●●早期に治療すれば確実に治る●●●

■禁煙が予防の第一歩
肺がんの元凶はその約7割がタバコです。1日に25本以上のタバコを吸う人はタバコを吸わない人に比べて25倍肺がんにかかりやすく、死亡率も4〜5倍に達します。喫煙習慣がなくても、周囲の喫煙者の出す煙(副流煙)をたっぷりと吸わされている「間接喫煙者」や「受動喫煙者」の肺がんとの因果関係もクローズアップされています。煙の粒子に含まれる発がん物質の55%が肺や気管支などの呼吸器に沈着するといわれているので、自分のためにも、周囲の人のためにも禁煙すべきです。
タバコは、肺がんのほかにも喉頭がん、胃がん、食道がんとの深い因果関係を示します。
がん細胞は身体の抵抗力が低下した時に出現するものですから、がんを予防するということは、身体の抵抗力を高めることでもあるのです。
■肺がん、早期ならほとんど治る
肺がんは、胃がん、子宮がん、乳がんなどに比べて
治りにくいと言われてきましたが、死亡率が高く
なるのは手後れの進行がんが多いためです。
早期であ れば、90〜100%治すことができます!
[NTPグループ喫煙率]
■肺がんの検査 ■肺がんのタイプ
肺がんの早期発見には、レントゲン検査と咯たん(吐き出された痰の検査)検査が必要です。
毎年1回、積極的に受けましょう。一般検診で早期がんの見つかった人は10万人中20〜30人います。
◎末消型(腺がん)
<特徴> 1.初期は全く無症状。
2.レントゲン検査で比較的早くから発見できる。
◎中心型(扁平上皮がん)
<特徴> 1.タバコと関係が深い。
2.初期のうちから「咳き」、「たん」、「血たん」などの症状が出る。
◎その他(小細胞がんなど)
<特徴> 小細胞がんは主に中心部。
無症状でも進行や転移が速く、発見が難しい。
■喫煙者の皆様へ
喫煙場所、吸い殻の始末などの喫煙マナーを守りましょう。 また、周囲に嫌煙者がいる場合もあります。 嫌煙者への気配りも忘れずに!
■タバコが嫌いな皆様へ
副流煙からの身を守る対策を考えましょう。喫煙者に迷惑をかけないように!

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